上海に来て早3ヶ月。


毎日カルチャーショックだった日々も、段々慣れてきて、最近ではちょっとのことでは驚かなくなりました。

しかし、そんな私でも「そんなのアリですか??」とびっくりすることが、久々に起きました。


事の始まりは、夕方にゆっくりお風呂につかろうと、バスタブにいくと、パラパラと石ころが転がっているのです。 はて~?何処から出現したのだろうかと、探してみると、どうやら天井のパネルの隙間からの様子。


上の住人が、内装工事をしているのを知っていたので、何かの衝撃で天井裏から落ちてきたんだろう、と勝手に納得し、汚れたバスタブを掃除してから、ゆっくりとお湯に浸かったのでした。


その夜、お手洗いに行こうとまっくらなバスルームに行くと、上から明かりが漏れているではないですか!! よくよくさっき石ころが落ちてきた天井のパネルの隙間を除くと、なんと直径40センチぐらいの穴ができているでるのです。 挙句の果てに、上の住人が誰かと話している姿が影で見える始末。


次の朝、すぐに管理人に電話をして確認してもらったところ、昨日の午後、上の住人がバスタブを交換するために、古いバスタブを外した所、床に穴を開けてしまったらしいのです。 それで、石ころやら、水滴が落ちていたらしいです。のん気な管理人さんは、「大丈夫。 さっき板を敷いたから、もう何も落ちてこないよ。」と言って、どこかに行く始末。


人の天井裏をぶち抜いても、一言も連絡もなく、その修理方法が、板を敷くだけですかぁ~!!

ド素人の私でも、コンクリートが壊れているのに、板で済むハズはないじゃない事ぐらいわかりますよぉ。

もう、あまりにも価値観の違いに私はぼ~ぜん。


結局は、私がクレームを言っても、成果を出す自信がないので、オーナーに連絡をして、直接上の住人と交渉してもらうことにしました。


とりあえず、私がお風呂に入っているときに、手抜き工事が原因で、上のバスタブが水や人の重みで落ちてこないことを祈るばかりです。


それにしても、バスタブに浸かっていた姿を、おそらく工事のおじさんに見られていたのは確か。

あ~、悔しいよう!!

ひさしぶりに上海のメイン観光地スポットの一つである襄陽服装礼品市場(シャンヤン)に行って来ました。


ここは自由市場の一つで、小さい露天がずらりと広大な敷地内で、路地を埋めるようにひしめき合ってます。 T-シャツ、ジーンズ、バック、靴など、ありとあらゆるものが売っています。


が、しかしよく見ると有名ブランドのロゴが、あちらこちら。 現地の人によると、8~9割はおそらくコピー商品。 でもごくまれに、有名ブランドの外注先である生産工場から、本物が流れることがあるとのこと。 もしくは、過去に発注を受け、その際に得た技術&経験で、本物とほとんど変わらないクオリティーの準本物もあるとのことです。


前回も、黄山に行く際に、やはりちゃんとしたアウトドアのジャケットが必要だろうとのことで、クラスメートのRちゃんとNちゃんは襄陽市場を活用。 


うわさの1割しかない本物を判別するために、過去私がオレゴンで購入した本物のNorth ?aceのゴアテックスジャケットを来て行って、1軒1軒ゆっくりと、素材、ラベル、縫製、ロゴのフォントとサイズを比べながら、かなり高品質のNorth ?aceのジャケットを発見。 そこでNちゃんのハードネゴシエーションで、約4,000円でGETしたのです。


今回、連れて行った友達が買ったのは、

1)North ?aceのゴアテックスジャケット、)ティファニーにそっくりなのシルバー・メッシュリング、3)パネライにそっくりな時計etc.


特に、シルバー・メッシュリングは、とても高品質で、私も欲しくなるくらい。 友達は、なんと2つで100元(約1400円)でゲットしてました。

リング


初めて襄陽市場に、行ったときには、数人の人に「トモダチ、プラダ、グッチ、ヴィトン、あるよ。 ちょっとみるだけね。」と、囲まれた挙句に、引き止めるために腕をつかまれるなどして、怖い思い出があったので、しばらく倦厭していたのです。 でも、日本から旅行に来た友達を連れて何度かしぶしぶ行くと、だんだん面白くなって、また行きたくなる不思議な場所です。


ぜひ上海にいらした時には、襄陽市場をのぞいて見て下さい。 

あっ、その際には絶対にセールスマンに着いて行かないで下さいね。 知り合いの男の子で、小さな部屋に数人の男性に囲まれて、買うまで部屋から出してくれなかったという怖い経験もチラホラ聞くので。

日曜日にHSKを受けてきました。


HSKとは、いわゆるTOEFLやTOEICのようなもので、中国語を母国語としない人の中国語能力を測る試験です。 TOEFLやTOEICと違って、結果は点数ではなく、級になります。 また面白いことに、テストは1)初級・中級、2)高級の2種類あり、受ける人が、自分で選べます。


上海に来てまだ3ヶ月の私ととしては、初級・中級テストを受けてきました。 とりあえず初めてなので、どんなものかな~?とかなり軽い気持ちで、のぞきに行ってきました。


でも復旦大学の試験会場に着くと、空気が張り詰めているではないですか! よくよく回りを見渡すと、みんな若い! 多くの18~19歳の留学生が、どうやら今年9月に大学の本科に入るために、今回の試験に賭けている様子。 


そんな彼らの姿を見て、私も大学に入学するために、必死になってTOEFLを受けた事を思い出しました。う~ん、あれからもう10年近くなるのか・・・(汗) 光陰矢のごとしとはこのことだわ、と試験前に凹んでしまいました(笑) 


今回のHSKの試験では、リスニング部分では言っていることは解るのに、4つの選択肢が読めない・・・(泣)という、TOEFL/TOEICではありえないことが起き、オロオロしてました。 


台湾人と日本人のハーフである私としては、中国語のリスニングとスピーキングが得意。 でも読み書きが弱いのです。 上海に来るまでは、本当に「文盲」に近かったです。よく周りの人に「それだけしゃべれるのに何で学校に行っているの?」と聞かれ、困ることもしばしば。


日本は1~2%以下の文盲率なので、あまり想像がつかないと思うのですが、アメリカだと文盲率がもう少し上なので、説明するとすぐに「喋れるけど読み書きが出来ない」状態を理解してくれます。ちなみかの有名なトム・ク○ーズも文盲だそうですよ。


ヒアリングの能力を判定するのに、リーディング能力があまりにも低くすぎると、ヒアリングの能力をきちんと表現できなくなることを知り、次回の7月のHSKに向けて、真面目にテスト勉強しようと決意したぱんだでした。

やっと重たい腰を上げて、黄山の旅のつづきを、書きたいと思います。


No.4  恥を捨てて、杖を買う私 (土曜日)

2日目、寝台列車で朝を迎え、到着予定時間よりも2時間遅れて、黄山駅に着きました。 


黄山には、2つロープウェーがあり、私たちは申し込んだ旅行社のバスが連れて行ってくれた雲谷ロープウェーで、あっという間に雲の上まで上がってしまいました。


降りるとすぐに、ポーターがやって来て、「荷物を運ぶよ。」 「籠に乗らないか?」と、熱心にセールストークを始めます。 もちろん、まだ全然登山を始めていない私たちは、元気いっぱいなので、全て断って、4元で買った地図を持って、黄山でも一番有名な「天都峰」まで行くことに。 


ロープウェーの駅から「天都峰」まで、約2時間ぐらいの急な階段の上り下りに、ついに私の膝がガクガクと笑い出してしまったのです。 その上、昨日の上海駅での全速力疾走でかなり呼吸器官がちょっぴり苦しい。


こっそりと、アミノバイタルの粉末をぐっと飲み込み、なんとか体力の回復を図ったのですが、もちろん階段は永遠と続き、ずぐまた膝が、笑い出してしまう。 これじゃ、みんなの足を引っ張ってしまう。 どうしよう・・・と悩んだ私は、恥を忍んで10元で、杖を買いました。 さっきまで通り過ぎた人で杖を使っているのって、中年の人ばかりなのに~(涙)


杖


それでやっとたどり着いた「天都峰」の登山口。 下から見上げると、山頂が見えない。 私にはこの魔法の杖があるから、大丈夫だ~と心に言い聞かせて登ったのもつかの間、すぐ息が上がってしまう。 あまりの急斜面なので、休み休みできるようなスペースも無い。


これからまたホテルまで長い道のりを歩く事を考えると、ここで無理して周りに迷惑をかけるよりかは、ここでしばらく休んでホテルまでの体力を温存することの方が、みんなに迷惑がかからないと思い、ギブアップ。 結局3分の1の地点から私とじぇいすけさんは登山口まで戻り、みんなが登って降りてくるのを待ったのでした。


「天都峰」の山道は、断崖絶壁やら、一人しか通れないような危険な山道だったみたいです。残念ながら、霧で周りの山々の景色は見えれなかったようですが、登った4人はとても達成感に包まれて満足気でした。 

天都峰1  (やすぽんさん撮影)


No.5  えっ・・・今日は野宿かも? (土曜日)


みんなが「天都峰」から降りてきて、じゃこれから今夜宿泊予定の北海賓館に行くためのルートを確認。 そこで衝撃な事実を突きつけられることに。 さっきロープウェーの駅から「天都峰」の登山口までの速度を計算し、ホテルまでの距離で割ったところ、5時間かかる事が判明。


ホテルに着くの夜の8時の予定!? まじっすか? 


もちろん、山中だから日が落ちたら真っ暗。 暗闇を今まで歩いてきた道を歩くのは、到底不可能。 

もし日が沈む6時前に、ホテルに辿り着くためには、今までの速度の2倍で移動しないと間に合わない。 この膝が笑っている私は、間に合わなかったら、一人で野宿かも・・・と一気に暗~いムードに。


とりあえず必死に歩き出した私たちの前に、さっきセールストークをしてきたポーターたちが! これは神の助けと思い、野宿をするくらいだったら、ここはお金で解決をしちゃえい!と思い、、荷物をホテルの手前の峰まで運んでもらうことに。 


ポーターは2人1ペアで、途中途中休憩を取りながら、交代で荷物を運んでくれました。 もちろん山道のガイドも兼ねているので、大助かり。 時にどのポイントで休憩をした方が良いか経験上知っているため、効率的に残りの4時間半余りの山道を乗り切ることができました。


日が落ちる20分くらい前には、約束していたホテルの手前の峰まで到着。 目の前には別のホテルもあったので、これで野宿は絶対に無いだろうと、心の底からホッとしたのでした。


しばらくすると、目の前で雲海の中に日が落ちていく絶景が広がり、すっかり急いでいたことも忘れて、みんな必死にカメラで写真を撮りました。
Sunset  (やすぽんさん撮影)


その後は、真っ暗になった道を持って来た懐中電灯で足元を照らしながら、なんとかホテルに到着できたのでした。 ラッキーなことに最後の峰は、丘のようになだらかな道だったので、荷物を背負っても大丈夫でした。


疲労困憊した我々は、無言で夕食を済ませ、足裏マッサージを頼み、明日の5時起床に備え、すぐに寝たのでした・・・、その予定が、夜中の3時まで大富豪で大盛り上がりをしてしまったのでした。 


危機一髪の旅は、Part 3へ、つづくのでした。

次回は、黄山の旅を書きます~!と言ってから、随分日にちが経ってしまいました。 ごめんなさい。

しばらくコンピューター&ネットから、離れたかったのです。


さてさて、まずは今回の黄山への旅全日程をご紹介。

 
4月23日(金) 夜      22:03 寝台列車にて上海を出発
              (列車内泊)


4月24日(土) 朝      8:50 黄山駅着

          午前     黄山駅からロープウェーまで移動

          午後     登山&ホテルまで移動

              (黄山中 北海賓館泊)

 
4月25日(日) 朝       日の出を見る

          午後     下山 
          夜       22:38 寝台列車にて黄山を出発

              (列車内泊)


4月26日(月) 朝       9:30 上海着。


黄山2  


このスケジュールで一人880元(約12,500円)と、かなりお買い得な旅でした。 見つけてきてくれたはらけんさんに感謝! 


黄山の壮大な風景は、本当に素晴らしかったです。一見の価値ありです。


今回ブログを書くにあたって、黄山の旅を振り返って思ったことは、「私って強運?!」と何度も思ったことでした。 絶対絶命のようなハプニングに何度も遭いながらも、なんとかその都度解決し、無事に帰ってこれたことです。 


私たちの危機一髪満載の旅は、出発する前から始まったのでした・・・


ハプニング No.1 突然のメンバーチェンジ(金曜日) 


なんと一緒に行く予定だったRちゃんが、出発当日に体調不良でダウンしてしまったのです。 事前に支払った列車代やホテル代は、残念ながら戻ってこないのに申し込んでしまったのです。


もったいないということで、同じクラスの慶応大学から留学しているFくんに急遽代わりに参加してもらうことに。 なんと出発する4時間前に!! 若さなのか、フットワークが軽いFくんは、すぐに快諾してくれ、ひとまず一件落着。 


最終的には、はらけんさん 、はらけんさんの婚約者のじぇいすけさん、やすぽんさん 、同じクラスのNちゃん&Fくんの6人のメンバーで、黄山に挑戦しました。


No.2 列車に乗り遅れるかも!?!?!?(金曜日)


突然のお誘いに参加してくれたFくんを囲んで、仕事終わりののやすぽんさんと、Nちゃんの4人で日本料理に舌鼓。 Fくんとやすぽんさんは、縁起の良いカツどんをオーダー。 


楽しく食べ終わった後、タクシーで上海駅まで移動して、列車のチケットを持っているはらけんさんと待ち合わせする予定・・・・が、しかし

なんと駅に行くのに通るトンネルが、大渋滞。 私が住んでいる浦東から、上海駅がある浦西には大きな川があって、このトンネルを抜けない限り、向こう側に行けないのです。


あまりの混雑ぶりに、タクシーの運転手さんが、「お客さん、地下鉄の方が早いよ。」とナイスなアドバイスをしてくれ、最寄の駅まで連れて行ってくれたのです。 


私たちは慌てて地下鉄に乗り換えたのですが、こんなときに限ってなかなか電車がこない。 ふと時計を見ると、上海駅に着くのは、どう早く見積もっても列車が出発する5分前。 私たちの緊張はピークに。


上海駅に地下鉄がつくのと同時に、私たち4人は、必死に階段を駆け上り、まっしぐらに列車専用の駅へ。幸いにも、はらけんさんと婚約者のじぇいすけさんが、必死の形相で走ってくる私たち4人を改札前で、見つけてくれました。


はらけんさんからもらったチケットを握り締め、改札を通り、X線の機械に荷物を通し、目の前の人をひたすら追いかけて、ホームまで走った。  途中で、近道をする余りベンチの上まで走りました(笑)


旅行の荷物を背負っての、全速力疾走は、つらかった。 途中で息苦しさの余りに、視界が霞んだ事か。  本当にこのときほど、日頃の運動不足を後悔したことはなかったです。


予定時刻から絶対過ぎていたと思うのですが、ホームにはちゃんと列車がまだいてくれてたのです。 それぞれの車両の入り口に、車掌さんが立っていて、「早く! 早く!」と手招きをしてくれていた時は、本当にうれしかったです。 


というわけで、危機一髪で私たちは列車に間に合うことができたのです。 これが時間ぴったりの日本だったら、絶対に乗れなかったですね(笑)


No.3  密室で悪臭に襲われる!(金曜日)

なんとか列車に乗れ、安堵した私たちの前に、新たに立ちはだかったのは、なんと悪臭だったのです。 


私たちが今回乗ったのは、2等寝台車。 やすぽんさんが撮った写真をちょいと拝借。

3段までベットがあり、きちんとしたドアもなく、完全のオープンスペースなのです。 


寝台列車


夜11時の消灯になると、我々以外の中国人の方々は、一斉にみんな靴を脱ぎ、ベットへ。 買ってきた懐中電灯を使って、真っ暗な中、我々は、まだ眠くないので、大富豪大貧民をすることに。


しばらくするとあちらこちらから、すやすやと寝息の中に混じって、いびきと悪臭が 「ぽわ~ん」と漂ってくるじゃないですが! どうやら、同じ車両で睡眠中のおじさま達の足が原因らしい。 こっちの人は、こんなにも足が臭いの??とびっくりするくらい、どうやら悪臭の元は、一人二人ではなさそう。


とくに誰かが、廊下をあるくと、堪らないくらい臭い。 残念ながら窓は鍵が閉まっていて、車掌さん以外開け閉めできないのです。 わたしは堪らず、ティッシュで即席鼻栓を作り、えいっ!と鼻の中へ。(あとで鏡を見てびっくりしたけど、無論かなり間抜けな顔でした。)


「誰か、ファブリーズ持ってない?」 「もってないけど、香水ならあるよ」


と、なんとおしゃれさんのやすぽんさんは、山登りにもシャネルのアユールを持っていたのだ。 う~ん、だから彼だけ荷物が20キロもあるのかしら?とびっくりしながらも、遠慮なく借りて、我々がいる空間に吹き付け、なんとか鼻栓ははずせそうなくらい良い香りに。 ホッ。


その後、なんとやすぽんさんは果敢にも、悪臭の元を探し当て、惜しげもなくアユールをその悪臭の根元に吹き付けてきたのだ。 吹き付けているのを見つかって怒られるのも怖いけど、その前に悪臭の元を探し当てる方が大変だと思う私。 ほんとお疲れ様。 それにしても、おじさん、起きたらびっくりするだろうな。 くっくっくっ


といった具合に、我々の旅の第一日目は終わったのでした。 つづく・・・

4月23日から25日の3日間、中国安徽省にある黄山に行ってきました。


ことの始まりは、はらけん さんとやすぽん さんが黄山に行くのを聞きつけて、クラスメートのRちゃんとNちゃんと3人相乗りさせてもらいました。


なんだか楽しそうな雰囲気についつい「私たちもいきま~す!」と言ってしまったけど、全然、黄山ってどんなところか知らない。 とありあえず、雲海と山々の中から見る日の出が、とても綺麗とだけしかしらない。


元コンサルだけあって、几帳面なRちゃんは、「黄山の天気をネットで調べたけど、バラバラで、どんな服装でいけば良いと思う」と、きちんと事前準備をしていました。 


大学の教授と話す機会があったので、「黄山に今週末行くのですが、どんなことろですか?」と、聞いてみると、「女の子3人で行くの?」ととても不安そう。 私たちの外にも、2人男性がいることを伝えると、ちょっとほっとした様子。


いつも陽気でポジティブな教授が、「朝晩は冷えるから、ちゃんと防寒服を持っていくこと。 あと、人一列しか通れない道があるから、気をつけてください。 景色に見とれたり、カメラを取るのに夢中で、崖から落ちないでください。」と、いろいろと注意事項を教えてくれました。


結局、黄山では自分で荷物を持って登る予定だったので、できるだけ最小限に押さえることに専念。あと、どこの山と同様に山頂での物の価格は、通常の3倍から5倍するので、必要最低限の食料を詰め込みました


ここで、私の独断と偏見で黄山へ行く際のお勧めアイテムをご紹介。


①アウトドアーブランドのゴアテックスのジャケットとフリースのセット:


レインコートにも防寒服にもなるのでかなりお勧めです。


②懐中電灯:


夜明け前にホテルから、ご来光の見えるスポットに行く際に必要になります。 余談ですが、夜行列車で、大富豪大貧民のゲームを消灯後に遊ぶのに大活躍。


③軍手:


場所によっては、這い蹲って登るような急斜面があるので、必要になります。 黄山現地でも購入できるのですが、あまり質がよくないので、事前購入されるのをお勧めします。


④サンドイッチの食材(食パン、ハム、チーズ、袋に入ったサラダのセット):


綺麗な景色を見ながら、お手軽に食べられるのでかなりお勧めです。 即席で作れるし, 食材も常  温で2~3日痛まないので、ぜひ試してみてください。

      

⑤お菓子:


糖分補給用のチョコレート、クエン酸効果を狙っての乾し梅干&遭難用にスニッカーズ  


次回は、黄山への珍道中をきれいな写真つきでご報告いたします!

上海の郊外にある琵琶工房に行って、マイ琵琶を買ってきました。

先日のブログで 、お伝えしたした通り、琵琶を習うことにしたのです。 ラッキーなことに、上海琵琶協会会長である周氏が、直々ド素人の私たちに琵琶を教えてくれることになったのです。

琵琶は残念ながらレンタルはできないとのことので、購入することに。 周先生が特別顧問されているという琵琶工房に、今回琵琶を一緒に習う友人と周先生の5人で行ってきました。

琵琶工房は、マンションの一室にありました。思っていたよりも、小さな場所だな~と感じたのが正直な所でした。我々が行くと中から、72歳には見えない元気な師父(=師匠)が出迎えてくれました。 

今は琵琶職人の世代交代の時期で、ほとんどの工房が経験の少ない職人さんだけになってしまったので、中々良い琵琶を入手できなくなって困っているとのことでした。 

ここの工房は、50年以上のキャリアを持つ師父おかげで、数少ない良質の琵琶が今でも生産されているとのことでした。 師父の息子さんが、隣の部屋で一つ一つ手作業で丁寧に造られていました。 

琵琶師匠の息子

また別の部屋には、こんなに沢山の琵琶が保管されていました。

琵琶工房

あまり大きな声では言えないのですが、たまにごく普通の材質を使った琵琶でも、名器が偶然に出てくるらしいです。 人間が想像する以上に、材質と材質の微妙な違い及び相性が、音質に影響するらしいです。

周先生は、予算である2000元前後の琵琶を、30個以上試し、名器を探し出してくれました。

 琵琶の先生

最初、あまり違いが聞き分けられなかった私たちも、名器が出てきた時には、「あっ!きれいな音!!」と、ほぼ全員が分かるくらいその音質には違いがありました。

じゃ~ん!! これが私が購入した琵琶です。 想像以上に重いです。 

マイ琵琶

私は先生の一番のお勧めではなく、自分のインスピレーションで、気に入った琵琶を購入。

ちょっとぴり荒削りだけど、元気一杯で明るい音色の琵琶が、自分に一番似合っているとおもったのです。

さてさて、女子十二楽坊まではいかなくても、わたしの琵琶演奏者への道は始まったばかりなのでした。

連日の反日デモのニュースで、母から下記3条の約束をさせられました。

  1) 絶対に日本人だと言わない。

  2) 公共の場で日本語を話さない。

  3) 復旦大学の本科の授業をしばらく休むこと。

             (*デモの多くの参加者は大学生だから)

これ以上母に心配をかけるのは申し訳ないので、素直に従うことにしました。

が、しかし この約束を守るのが思った以上に大変だということを今日思い知らされました。

大学の構内にある池で、クラスメートのRちゃんと今後の仕事の話など、柳の下でのんびりしていたら、

6人くらいのグループに、「君たちは、日本人? それとも韓国人?」 と聞かれたのです。

もちろん反日デモのこともあったので、「韓国人」と答えました。

聞いてきた中国人は、なんと残りのグループの人に 「彼女たちも君達と同じ韓国人だって。よかったね。」というじゃありませんか。 が~ん。 もしかして、人生最大のピンチ!?

そのうちの人が「アニョハセヨ」と言うので、白々しく「アニョハセヨ」と答えるしかありませんでした。

そうしたら一行は、去って行こうとしたので、内心ホッとしたその瞬間!! 一人の韓国人の男の子が戻ってきてしまったのです。  そしてベラベラっと韓国語で話しかけてくるじゃありせんか。

ひゃ~、どうしよう。 さっきあれだけはっきりと韓国人って言ったのに、どうやって切り抜けよう・・・

本当に人生最大の大ピンチ到来!!!

とりあえず日本人ってことがバレなきゃいいのだからと思い、それこそ白々しく 「ごめんなさい。 私台湾人だから、韓国語わからないの。」と言い切り、 ぷいっとそっぽを向くしかありませんでした。

今思うと、本当にごめんなさい。 きっと感じ悪かったよね。 心から反省しています。 でもでも、このご時世、あの場で「日本人」だって言いたくない私たちの心情もわかってください。 

この痛い経験を活かし、Rちゃんと今後の対策と傾向を考えました。

まず、私は台湾訛りの中国語を活かし、台湾人ってことに。

Rちゃんは、持ち前の外国人と間違えられる美貌を活かし、アメリカ人とのハーフでどうかしらと、現在悩み中です。

おかしな話ですが、結構私たちこれでも真面目に自己防衛策を練っているので、あまり笑わないでくださいね。

中国で起きた反日デモの影響で、日本各地の中国関連施設に嫌がらせとみられる事件が続いていること。

お互いの政府は、両者とも謝罪を求め、傍から見ると、いつになったらこの問題は解決するのだろうかと、胸が痛むばかりです。 

自分にとっては日本も中国もわたしにとっては大切な祖国。 自分が真っ二つに引き裂かれるような痛みです。

小学校の頃、夏休みに台湾に里帰りに帰っていたときに、歴史を勉強したばかりのいとこに、

「おまえは日本人だ。 この家から出ていけ。 お前の国は、俺達中国人にひどいことしたんだ!」

と、罵倒された悲しい日を思い出します。

東京にる台湾人の母や、友達は、だいじょうぶかな? 嫌がらせの対象になっていないかなと、心配するばかりです。

きっと東京にいる母は、もっとわたしのことを心配しているだろうな。

もしわたしが母の立場だったらと思うと、いろいろと複雑な思いこみ上げてきます。

いとこに罵倒された経験から学んだことは、自分の意見をきちんと持つことだと思います。 この複雑に入り組んだ日中問題に対して、自分の意見を持たないと、様々な感情に流されて、結果的に自分がつらくなることがあります。

両国ともこれ以上感情的になって、民間レベルでの被害が起きないことをただ祈るばかりです。 

日本で一番有名な小龍包のお店 『鼎泰豊』 の上海1号店に行ってきました。 

 

鼎泰豊2

 

いつも東京新宿にある高島屋『鼎泰豊』の前を通り過ぎるたびに、あまりの行列にいつもあきらめていた経験があったので、夢にみた『鼎泰豊』を初体験でき、行くまではかなりるんるんと浮かれてしまいました。

 

今回行ったのは、上海市の西側に位置する古北地区にある『鼎泰豊』。 上海の観光地として有名な新天地にも出店予定どのこと。 ここ小龍包発祥の地である上海も、台湾出身の『鼎泰豊』の人気は変わらない様子です。

 

総本店である台北でも、いつも行列ができているときいていたので、すぐに席に通されたので、逆におどろいてしまいました。 午後1時とランチのピークからちょっと遅れたとはいえ、『鼎泰豊』ファンであれは、かなり穴場かもしれません。

 

ここ上海1号店は、店内の壁には香港をはじめとするセレブリティーの似顔絵が描かれていて、そのうちの何点かの似顔絵の上にサインがされていました。おそらくそのご本人がお店にいらした時にサインされたものと思われます。

 

念願の小龍包は、やっぱりおいしかったです。 

 

今まで食べた小龍包中で、一番包む皮がとても薄く、日本人好みの上品かつ繊細な味がしました。 

 

職人技が光る一品です。

 

鼎泰豊1

 

あまりにも皮が薄いので、破けて折角の肉汁が流れ出ないよう、ゆっくりとお箸でつまみ上げ、すぐにレンゲに乗せるのがコツです。

 

あとはお好みで、醤油と黒酢のたれに絡めて、ショウガをたっぷりとのせて頂きます。

苦労して待った豫園の『南翔饅頭点』の小龍包も思い出深く好きなのですが、個人的には『鼎泰豊』の方が好きです。

 

ぜひ、みなさまの上海でお気に入りの小龍包を探してみてください。

 

鼎泰豊 上海店
水城路18号和平広場内
TEL:021-6753-1760