次回は、黄山の旅を書きます~!と言ってから、随分日にちが経ってしまいました。 ごめんなさい。

しばらくコンピューター&ネットから、離れたかったのです。


さてさて、まずは今回の黄山への旅全日程をご紹介。

 
4月23日(金) 夜      22:03 寝台列車にて上海を出発
              (列車内泊)


4月24日(土) 朝      8:50 黄山駅着

          午前     黄山駅からロープウェーまで移動

          午後     登山&ホテルまで移動

              (黄山中 北海賓館泊)

 
4月25日(日) 朝       日の出を見る

          午後     下山 
          夜       22:38 寝台列車にて黄山を出発

              (列車内泊)


4月26日(月) 朝       9:30 上海着。


黄山2  


このスケジュールで一人880元(約12,500円)と、かなりお買い得な旅でした。 見つけてきてくれたはらけんさんに感謝! 


黄山の壮大な風景は、本当に素晴らしかったです。一見の価値ありです。


今回ブログを書くにあたって、黄山の旅を振り返って思ったことは、「私って強運?!」と何度も思ったことでした。 絶対絶命のようなハプニングに何度も遭いながらも、なんとかその都度解決し、無事に帰ってこれたことです。 


私たちの危機一髪満載の旅は、出発する前から始まったのでした・・・


ハプニング No.1 突然のメンバーチェンジ(金曜日) 


なんと一緒に行く予定だったRちゃんが、出発当日に体調不良でダウンしてしまったのです。 事前に支払った列車代やホテル代は、残念ながら戻ってこないのに申し込んでしまったのです。


もったいないということで、同じクラスの慶応大学から留学しているFくんに急遽代わりに参加してもらうことに。 なんと出発する4時間前に!! 若さなのか、フットワークが軽いFくんは、すぐに快諾してくれ、ひとまず一件落着。 


最終的には、はらけんさん 、はらけんさんの婚約者のじぇいすけさん、やすぽんさん 、同じクラスのNちゃん&Fくんの6人のメンバーで、黄山に挑戦しました。


No.2 列車に乗り遅れるかも!?!?!?(金曜日)


突然のお誘いに参加してくれたFくんを囲んで、仕事終わりののやすぽんさんと、Nちゃんの4人で日本料理に舌鼓。 Fくんとやすぽんさんは、縁起の良いカツどんをオーダー。 


楽しく食べ終わった後、タクシーで上海駅まで移動して、列車のチケットを持っているはらけんさんと待ち合わせする予定・・・・が、しかし

なんと駅に行くのに通るトンネルが、大渋滞。 私が住んでいる浦東から、上海駅がある浦西には大きな川があって、このトンネルを抜けない限り、向こう側に行けないのです。


あまりの混雑ぶりに、タクシーの運転手さんが、「お客さん、地下鉄の方が早いよ。」とナイスなアドバイスをしてくれ、最寄の駅まで連れて行ってくれたのです。 


私たちは慌てて地下鉄に乗り換えたのですが、こんなときに限ってなかなか電車がこない。 ふと時計を見ると、上海駅に着くのは、どう早く見積もっても列車が出発する5分前。 私たちの緊張はピークに。


上海駅に地下鉄がつくのと同時に、私たち4人は、必死に階段を駆け上り、まっしぐらに列車専用の駅へ。幸いにも、はらけんさんと婚約者のじぇいすけさんが、必死の形相で走ってくる私たち4人を改札前で、見つけてくれました。


はらけんさんからもらったチケットを握り締め、改札を通り、X線の機械に荷物を通し、目の前の人をひたすら追いかけて、ホームまで走った。  途中で、近道をする余りベンチの上まで走りました(笑)


旅行の荷物を背負っての、全速力疾走は、つらかった。 途中で息苦しさの余りに、視界が霞んだ事か。  本当にこのときほど、日頃の運動不足を後悔したことはなかったです。


予定時刻から絶対過ぎていたと思うのですが、ホームにはちゃんと列車がまだいてくれてたのです。 それぞれの車両の入り口に、車掌さんが立っていて、「早く! 早く!」と手招きをしてくれていた時は、本当にうれしかったです。 


というわけで、危機一髪で私たちは列車に間に合うことができたのです。 これが時間ぴったりの日本だったら、絶対に乗れなかったですね(笑)


No.3  密室で悪臭に襲われる!(金曜日)

なんとか列車に乗れ、安堵した私たちの前に、新たに立ちはだかったのは、なんと悪臭だったのです。 


私たちが今回乗ったのは、2等寝台車。 やすぽんさんが撮った写真をちょいと拝借。

3段までベットがあり、きちんとしたドアもなく、完全のオープンスペースなのです。 


寝台列車


夜11時の消灯になると、我々以外の中国人の方々は、一斉にみんな靴を脱ぎ、ベットへ。 買ってきた懐中電灯を使って、真っ暗な中、我々は、まだ眠くないので、大富豪大貧民をすることに。


しばらくするとあちらこちらから、すやすやと寝息の中に混じって、いびきと悪臭が 「ぽわ~ん」と漂ってくるじゃないですが! どうやら、同じ車両で睡眠中のおじさま達の足が原因らしい。 こっちの人は、こんなにも足が臭いの??とびっくりするくらい、どうやら悪臭の元は、一人二人ではなさそう。


とくに誰かが、廊下をあるくと、堪らないくらい臭い。 残念ながら窓は鍵が閉まっていて、車掌さん以外開け閉めできないのです。 わたしは堪らず、ティッシュで即席鼻栓を作り、えいっ!と鼻の中へ。(あとで鏡を見てびっくりしたけど、無論かなり間抜けな顔でした。)


「誰か、ファブリーズ持ってない?」 「もってないけど、香水ならあるよ」


と、なんとおしゃれさんのやすぽんさんは、山登りにもシャネルのアユールを持っていたのだ。 う~ん、だから彼だけ荷物が20キロもあるのかしら?とびっくりしながらも、遠慮なく借りて、我々がいる空間に吹き付け、なんとか鼻栓ははずせそうなくらい良い香りに。 ホッ。


その後、なんとやすぽんさんは果敢にも、悪臭の元を探し当て、惜しげもなくアユールをその悪臭の根元に吹き付けてきたのだ。 吹き付けているのを見つかって怒られるのも怖いけど、その前に悪臭の元を探し当てる方が大変だと思う私。 ほんとお疲れ様。 それにしても、おじさん、起きたらびっくりするだろうな。 くっくっくっ


といった具合に、我々の旅の第一日目は終わったのでした。 つづく・・・