東京に帰ってきました。

毎晩のように出歩いては、昔馴染みの友達と飲み歩いています。

台湾に行くまでには、会いたい友人を全部カバーしきれないくらい。

もう、人気者も困っちゃいますね(笑) 


上海に行ったのは今年の2月中旬。

まだ半年も経っていないのですが、会うほとんどの友人が、

「すごく変わったね。」 「成長したね。」と口をそろえて言ってくれるのです。

最近は、なんと母親まで!!!


海外生活が長かった私でも、今回の帰国ほど、日本人として生まれてきたことに感謝したのは初めてでした。 日本を含め、アメリカ、台湾で当然だと思っていた自由や権利が、まだまだ中国ではまだ当たり前ではない現実を知り、人生最大級のカルチャーショックを受けました。 やっぱり恩恵を受けていることをすっかり当たり前のように思い、感謝の気持ちを忘れてしまうのは、傲慢だったと心から反省しました。


いろいろあった上海だったけども、会社を辞めてまで行ってよかったとつくづく思いました。自分とは違う環境に身をおくことで、自分を再確認をすることもできました。 ここまで自分が良い方向に変われるほど、貴重な経験を得られたのだと思います。 ここまで毎日の小さなことに対しても、感謝の念が湧くほど、上海での5ヶ月間は、今後の私の人生の羅針盤の大切なパーツになってくれることでしょう。


このブログは私の上海生活が終わると同時に、終了したいと思います。

もしかして今後また別のテーマーができたときに、再開する可能性もありますが、ひとまず今回の投稿で一区切りをつけたいと思います。


短い間でしたが、稚拙なブログを詠んでいただき、誠にありがとうございました。

また、私の上海留学にお世話なった全ての皆様に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。

ありがとうございました!!!


2005年7月16日

ぐ・ぱんだ(グローバル・パンダ)


突然ですが、来月中旬に、日本に帰国することになりました。


台湾にいる祖母の体調がとても悪く、いつ危篤になってもおかしくない状態なのです。 現在、働いているわけでもないので、とりあえず一旦上海から東京に引き上げ、しばらく台湾の祖母の側に居ることにしました。 


チャイニーズの習慣で、夫婦共働きだと、お祖母ちゃんが孫の面倒を見ることが多いのです。 私は3歳まで台湾で祖母に育ててもらったのです。 祖母は13人もの孫の中でずっと私を一番かわいがってくれました。 私も自他ともに認めるお祖母ちゃんが大好きな「お祖母ちゃん子」なのです。


心臓のペースメーカーの手術をしてから、24時間つきっきり介抱しなくてはならい体調になってしまった祖母。 娘である母親ですら、認識できないのに、しきりに孫の私に会いたいと毎日言っているらしいのです。そんな祖母へしばらく付き添うことが、それが今までの祖母へのお礼&孝行になるかと思ったのです。


本来であれば、東京にいるより、上海の方が台湾に地理的には近いのですが、直行便が無く、香港か成田経由になってしまい、とてもややこしいのです。 また、上海からだと飛行機代が成田から出発するより格段に高いのです。 あと、今私が中国政府から発行してもらっているビザだと、一度中国から出てしまうと、また再度ビザを取り直さなくてはならいとetc・・・様々な結果の帰国となりました。


今まで身近な人間の死を体験したこと無い私にとっては、もし祖母が逝ってしまったとき、その現実を受け止められるかどうか、自信がありません。 想像するだけでも、胸が潰れそうです。 とりえあえず、今自分が出来る目の前ことに集中して、一歩一歩進みたいと思います。

一緒にブログを始めたあでちゃん から、「パトン」をもらいました。


「コミックに関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の5人を選びその人にバトンを渡す、というルール」との事。 どうやら、元々は「音楽」に関するトピックで、海外のブログで始まったらしいです。


で、今回私がもらった「バトン」はマンガに関して、下記の質問。

あまり人に話さない部分を公表するようで恥ずかしいのですが、包み隠さずに正直に書いていきたいと思います(笑)


■ あなたのコミックの所持数は?

現在上海の自宅は、ゼロ冊です。

東京の実家には、おそらく20冊ぐらいはあると思います。

中学時代はマンガの収集癖があって、一時期は100冊を越えていたかもしれないのですが、東京→アメリカ→大阪→東京→上海と引越しをしたので、大部分を処分してしまいました。


■ 今読んでいるコミックは?

この2~3年あまり読んでないのですが、昔から好きな作者の最新作がでると買っています。 特に、一条ゆかり作品はとても大好きで、コーラスで連載している「プライド」だけは定期的に読んでいます。 また、続いているの?と言われるのですが、小学生の頃からの「有閑倶楽部」のファンで、最新版がでるとつい買ってしまいます。

              
■ 最後に買ったコミックは?
上海に来る前に、中国史を復習しようとNHKその時歴史が動いた:中国英雄編 」と「三国志編」を購入。 前の会社の同僚だったさかもっちゃんから教えてもらったNHKその時歴史が動いたシリーズ。 NHKの人気歴史番組をコミック化したシリーズなのですが、簡単に大昔に習った歴史を復習できて、お勧めです。 
著者: 小川 おさむ, NHK取材班
タイトル: NHKその時歴史が動いた―コミック版 (三国志編)

■よく読む、または思い入れのあるコミック5つ(秘蔵書)

1)「MASTERキートン」

歴史が大好きで、「いつかインディー・ジョンズのような考古学者なるの!」と騒いでいた高校生の私に、家庭教師だった圭子先生に教えてもらった本です。 この本の主役は、考古学者にして保険の調査員。 彼には様々な調査依頼が来るのですが、考古学者ならではの切り口で解決していくストーリーにぐいぐい引き込まれました。 このマンガから教えてもらったことは、数知れず。 たまに読み返したくなる本の一冊です。ウンチクを語りたい男性にお勧めです。

著者: 勝鹿 北星, 浦沢 直樹
タイトル: MASTERキートン (1)
2)「天上の虹」
持統天皇の一生が書かれたこの本は、私が中学時代から読んでいます。 このシリーズの後の時代を描いた里中満知子作品の「長屋王残照記」「女帝の手記」もお勧めです。 歴史の授業だけだと伝わってこない過去の人物や出来事が、単なる活字ではなく映像として身近に感じ取れる素晴らしい本です。 この本のお陰でずっと歴史の成績は、中高校通してオール5の私。 これらの本だけは捨てられずにずっと取って置いてます。
著者: 里中 満智子
タイトル: 天上の虹―持統天皇物語 (1)

3)「女ともだち 

主人公の菜乃は、幼い頃に両親を亡くし女優の叔母と2人暮らし。 親友と同じ人を好きになってしまい、ひらすら自分の気持ちを隠して、女の友情を取る菜乃。 せつない思いや、苦しいことを糧にどんどん素敵に変わり始めていく彼女。 高校生の女の子が誰でも経験する葛藤や、成長をとてもよく描写されていて、さすが一条ゆかり先生!と思う一冊です。 特に、主人公の彼女の10代特有の潔癖な性格や、気の強い部分が、すごく自分と似ていて思い入れのある一冊です。 読んでいると自分を見ているようで、赤面してしまいます。

著者: 一条 ゆかり
タイトル: 女ともだち (1)

4)「ときめきトナイト」

わたしにとっては「冬ソナ」のような存在。古くてごめんなさい。小学校の時にりぼんで連載していて、当時の私は「蘭世&真壁くん」カップルに憧れていました。 幼稚園から高校まで女子校で育った私は、「理想のタイプは?」と聞かれるとつい「真壁くん♪」と答えるくらい、「真壁くん」がスタンダードになってしまったくらい。 今振り返っても、彼はかっこいい。 普段はクールでとてもそっけない真壁くん。でも、誰よりも責任感が強く、どんな時でも蘭世を守る彼。 言葉でなく行動で自分の責任を果たす彼こそ日本男児の鏡!!! その後の「なるみちゃん&鈴世」「愛良ちゃん」シリーズもあるのですが、個人的にはやっぱり「蘭世&真壁くん」シリーズがお勧め。 


著者: 池野 恋
タイトル: ときめきトゥナイト (1)

5)「ドラゴンボール」

やっぱり「ドラゴンボール」はリストに入れておかなきゃ~っと思い、トリに持ってきました。 でも、ごめんなさい、最後まで読んでないです・・・。 だって最後の方は、もうストーリが読めちゃって。 個人的には、2代目のピッコロ大魔王に勝った時点で終わって欲しかった。 その後は、ちょっとストーリー的に難しいのでは・・・と思うこともあったのですが、それでも上海に来てたまにテレビで放送されているのを見ると、やっぱり面白い。 それにしても、ブルマのパパが発明した家でも車でもコンパクトに小さく収納できる出来る「カプセル」を、誰か発明して欲しい!!!


著者: 鳥山 明
タイトル: ドラゴンボール (巻1)

■次の5名様

本当に勝手に選ばさせてもらっていいのかしら?と思いながらも、おそるおそる下記の5名様にお願いいたします。 何人かの方は、アメブロから出てしまうのですが、よろしくお願いいたします。 


- rainhilllさん

- letmeout-blogさん

- はらけん@上海さん

- hi-cさん

- げんさん


それにしても、ブログって次から次へ面白い取り組みが始まるんですね。 それにしても、難しいトピックはこないことを祈るパンダでした。

1週間でなんと2回も、50元の偽札に当ってしまいました。 それも2回ともタクシーのお釣りで。

偽札


上海のタクシーは台数が多く、初乗りが10元(約140円)と、便利でお得です。 多くの日本人駐在員の人達は、毎日の通勤手段に使うほど。 運転席には、鉄のフレームが取り付けられて、お客さんと運転手さん双方の安全が図られているので、上海のタクシーは基本的には安全です。 偽札でお釣りをくれる以外は。


また、サービス向上のため、運転手さんの写真の側には、ホテルの様に☆のランクングが付けられています。 最高は4星まであるそうですが、私は今まで3星の運転手さんにしか、お目にかかったことが無いです。 それも今まで2回だけ。 その3星運転手さん曰く、3~4星の運転手さんは上海市内わずか50人ほどだそうです。


こっちの上海の人は、「出来る限り大手のタクシー会社を利用した方がいいよ。」と勧めるほど、会社によって車両の清潔感と、運転手さんのサービスも違います。 特にお勧めなのが、緑色のフォルクスワーゲン車体が目印の『大衆出租汽車』。 最初は、あまり気にしなかったのですが、偽札をくれたタクシー2台とも、まったく知らない小さな会社だったことを考えると、やはり大手のタクシーの方が安心です。


『大衆出租汽車』が提供している、ベンツタクシーというのもあり、普通に街中で乗った場合は、通常のお値段で乗れるセレブタクシーもあります。 『大衆出租汽車』なので、このベンツの車体も、緑色です(笑) 浦東国際飛行場まで、上海市内どこからでも往復350元というサービスもあります。 海外からのお客さんをびっくりさせたい場合にお勧めです。 ちなみに、前回タイから親友のリサが来た時に、利用しました。


基本的に上海で、わざと遠回りや乗車拒否には会ったことないのですが、リニアモーターカーの玄関口である龍陽駅で乗客待ちをしていたタクシーには、私の家が近かったために乗車拒否に会ってしまいました。 当然ながら全てのタクシーは見たことの無いタクシー会社でした。 


アメリカ人の友人が龍陽駅で乗ったタクシーになんと360元払わされたと言っていたので、そこでタクシーに乗るのは個人的にはお勧めしません。 きっとそこで客待ちをしているタクシーは観光客をターゲットにしてそうなので。 リニアモーター乗りたい方は、出来るだけ飛行場に行く時にだけリニアを利用された方がベターです。


偽札に話を戻しますが、基本的に素人ではまったく本物と区別がつかないのが正直なところです。 個人的な対応策としては、下記の3つの対応策。

  対応策1: 『大衆出租汽車』などの大手のタクシーを利用

  対応策2: お釣りを、金額が少ない20元札、10元札でもらう

  対応策3: 交通カードを使用する (以前ブログで紹介


とりあえず手元にあるこの50元札2枚。 偽札と判っていながら使うのは犯罪なので、友達とのおしゃべりのお肴として活躍してくれそうです。 みなさま中国にいらしたらお気をつけくだされ!!

母は、ありとあらゆる健康番組を観て実践する健康オタク。

折角、上海に有名な漢方医のお医者様がいらっしゃるということで、親子で漢方医に診てもらいました。


診察場所は、先生の御宅へ。

先生は大御所のような貫禄を漂わせながらも、とても暖かく歓迎してくれました。


まず、母が先に見てもらったのですが、なんと手相、脈、耳の穴を見るだけで、今まで母が患った病気から、性格まで言い当ててしまったのです。 あまりにも正確に母の性格までを言い当てるので、母は「先生は、なにか透視能力をお持ちなんですか?!」と言う始末。


はたからみていると、確かに占いみたいけれども、よくよく聞いていると、やはりその人の気質と病気ってとても深いものがあるんだな~と初めて知りました。 何事も中庸が一番。 何かが突出してして生きていると、やはり身体の何処かのバランスが崩れ、病気になるのだと思います。


でも一番びっくりしたのは、その先生がとても言葉を厳選し、大事に使っている事でした。 本人にとって、知る必要なことだけを、全てポジティブに、仰る姿を見て、とても教養のある方だと思い、わたしもいつかは先生みたいなコミュニケーション能力を身につけたいと思いました。


結局、母は日頃の健康オタクぶりが効いてか、まったく問題ないとのこと。 親のお付きで、ついでに診てもらった私は、いきなり「アヤ~!!! これは薬飲む必要あるね!!!」と叫ばれてしまいました。 落ち込むほど、あちらこちら、身体の問題を指摘され、今後毎月一回は来て下さいと言われてしまいました。 


特に肝機能が弱っているらしく、激しい運動は絶対にダメとまで言われ、運動するなら軽いヨガがウォーキングだけとの事。 4月に黄山に登った時、とても辛くって、体力のなさに落ち込んだけど、原因は肝臓だったのかと判り、なんとなんくすっきり。 あれほど、必要最低限のこと以外話さない先生が、ここまで言うなんて、きっと私の肝機能はかなり弱っていたのね。


とりあえず、しばらく上海で漢方医通いが確定してしまったパンダでした。

先週の金曜日から、母が上海に遊びに来ている。


「あなたが上海に行かなければ、多分一生大陸には来なかったわ。」と言う位、台湾人の母にとって、中国は世界で一番近くて、遠い国。 (ちなみに、台湾の人は、中国を「大陸」と呼びます。)


最近は、民間ではやっと台湾との交流も多くなったけど、でも未だに政治的に揉めている台湾と中国。

母の世代から考えると、一生中国は行けない国だったらしい。 


最初、母が上海に来て、現地の人のマナーの悪さに絶えられなかったらどうしようと、心配していた。 私と一緒に上海に来てくれたMちゃんは、あまりのマナーの悪さに、びっくりして帰ってしまった。 前回タイから来たリサは、何度も 「私たちの教育やマナー水準まで追いつくのには、あと数世代必要ね。」と、ため息交じりに言っていた。


ところが、母は違っていた。 どうやら、自分の母国語(中国語)は話せるし、台湾より治安が良い上海をとても上海をえらく気に入ってしまった様子。 会社を辞めて上海に行くと決めた時、あれだけ大反対していたのに、今ではこっちで家を買おうかしらと言う始末。 どうやら、良い事も悪い事も、昔の台湾を思い出すようで懐かしいらしい。 


例えば、すぐにおトイレに行ける様にと、中国の赤ちゃんのパンツが、大きく穴が開いている。 私が、「アレって、変だよね。」と言うと、「あら~、昔台湾もそうだったのよ。」と、言うではありませんか。 おっと、わたしもちょっと早く生まれていたら、あんな格好をさせられていたのかと思うと、ちょっぴり冷や汗ものでした。


襄陽の自由市場では、買い物熱を大爆発させて、山ほどの戦利品をゲットしてきた。 まるで水を得た魚のように、現地の上海人相手に、バッサバッサと値切り合戦で、連勝を挙げて来る。 なんと相手が言った10分の1の値段から、交渉を始め、最後には大体8分の1、7分の1まで値段を下げて、買ってくる。 


こんなに凛々しい母をみたのは、久しぶり。 根っからの日本育ちの私には、値切り交渉はすごく苦手。 あれだけ、楽しんで値段交渉してくる母を見ると、やっぱりナンダかんだ言っても、商売上手なチャイニーズだった。 上海在住のわたしも負けずに、ハードネゴシエーターにならねば。 


余談ですが、なんと今度の金曜日には、母の武勇伝を聞きつけた我がクラスメート(全員日本人)と一緒に襄陽自由市場に行き、実践で「How to ネゴシエート with チャイニーズ」のレッスンを行うことに(笑) 上海で、生き生きと楽しそうにしている母を見て、やっぱりうれしさを隠せないパンダでした。

リサが、今日ついにタイに帰った。

久しぶりに、飛行場で泣いた。 覚悟をしていたとはいえ、すごく悲しい。 


私のようにいろんな場所に、大切な人が散らばっているような環境で育つと、世界中に別荘があるようで、よくみんなにうらやましがれる。 でも反対に、常に大切な人達との『別れ』を経験し、悲しいことも付きまとう。


リニアモーター


帰りのリニアモーターカーの中で、尊敬する美輪明宏氏の著作「ああ正と負の法則」を思い出した。 正と負の法則とは、この世には光と影、建前と本音があるように、良き事と悪しきことがあるという法則。


楽しいことがあると、必ずその逆もある。 子供の頃は、ただ純粋に大切なもの、大好きなものへ、純真な心で向かって行っていた。 そして、少しづつ大切なものを失うことを経験する。 月日を重ねるごとに、悲しい思いを避けるために、段々何に関しても、あまり感情移入をしなくなってしまったような気がする。


はたしてそれが良いことなのかどうか。 逆説的に言えば、悲しいことや辛いことを怖がっていたら、大切なもの、かけがえのないものも手に入らないことになる。 


確かに、リサが帰ってしまって、心にぽっかりと穴が空いた様に、悲しい。 しかし、今回彼女と過ごした4日間はなんとも言いがたいほど、楽しかった。 別れは辛いけど、やっぱり来てくれて、うれしかった。 


いつかは離れる上海。 でも、会社を辞めて、大好きな人と遠く離れてまで来た上海。 もう少し心を開いて、上海を好きになろうと思ったパンダでした。

リサが上海に来てから、もう4日目。

毎日夜2時まで、ぎゅうぎゅうにスケジュールを詰めて遊んだので、私も彼女もちょっぴりお疲れ気味です。

そのおかげで、おさえの観光スポット以外に、もうひとつのインターナショナルな上海に出会えました。


二人とも何処からみても、アジア人の私たち。 なのに、英語で会話しているのが、珍しいらしく、いろんなところで、話しかけられ、新しい出会いがあったのです。


私のように日本人とチャイニーズのハーフやクォーター、アメリカ育ちの台湾人・香港人・上海人、挙句の果てには、私とリサと同じオレゴン大学卒のアメリカ人まで、出会ってしまいました。


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やはり世界で経済や文化をリードしている人達の共通語はなんだかんだいっても英語。 その人達と出会って、改めて世界トップレベルの人材や、Moneyが、上海に集中していることを、実感し、上海に来て3ヶ月、初めてインターナショナルな部分を垣間見た感じでした。


日本語を話す私。 北京語を話す私。 英語を話す私。 どれも、同じ私なのに、英語を話すだけで、一気に出会う人々が増え、変わり、改めて"英語"の大切さを再確認しました。


話す人数だけからすると、世界でNo.1の中国語(北京語)。 5人いたら、1人は話せるはず。 でも、残念ながら、中国語でしか得られない情報は、まだまだ中国の歴史、文化、経済、市場の動向だけ。


アメリカやイギリスに限らず、世界の重要な情報は、英語に集約されている事実。 極端に言えば、英語に翻訳されていない情報は、それほど重要ではないと、言い切ってもいいくらいかもしれない。


日本人でも、中国人でも、アメリカ人でもない私。 アイデンティティーが、一言で言えない辛さに、自分のバックグラウンドが嫌になったことも。 でも、上海に来て、自分のバックグラウンドのおかげで、様々恩恵を受けられた私。 いかに自分が恵まれているか、実感できました。


「教育が、一番大切な投資。 幸せへの近道のはしご。」と口癖だった母親。 日本の大学の何倍のコストをかけても、アメリカの大学に行かせてくれた事に、心から感謝。


少しは、グローバル化したパンダに近づいたかしら?

人生で一人出会えたらラッキーなベストフレンド。

私のベストフレンドのリサが、明日上海に会いに来てくれる。


彼女との出会いは、オレゴン大学。

彼女は、タイからの留学生で、夏休みに一緒の大学準備の語学学校で会った。


最初は慣れない英語での会話で、四苦八苦だったけど、すぐに意気投合。 4年間の大学生活で、いつも一緒の大の仲良しだった。 


一緒に徹夜して勉強したり、旅行したり、恋の相談をしたり、ラブレターを書いてもらったり、楽しいことも辛いこともいつも一緒だった。


日本人の友達の誰よりも、一番私のことを理解してくれた彼女。 同じ価値観を持っていた彼女。 タイ人とはいえ、3代目華僑のリサ。 半分チャイニーズの私。 どこからしら、チャイニーズの部分で、ひかれあったのかもね?と、よく冗談を言っていた。


大学卒業と同時に離れ離れになってしまった私たち。 当時故郷の日本に戻ってきた私はひどいホームシックにかかっていた。 当時付き合っていた彼やリサと過ごしたオレゴンは、わたしにとっては故郷になっていた。 キャリアのためとはいえ、大切な人達とのトレードオフだった。


去年の11月。 私はバンコクで行われるリサの結婚式のブライドメイトとして、彼女と再会した。


 一瞬、故郷に帰ってきたような錯覚に陥った。彼女とは数年ぶりの再会だったけども、すぐ離れていた時間を埋めることができた。 離れていても、同じような悩みを抱え、乗り越えていたことを知り、苦笑した。 彼女の家は、大学時代に遊びに行った時のままだった。彼女の家族も変わらない笑顔で、暖かく歓迎してくれた。 


彼女の家のすみずみに、大学時代の思い出が詰まっていて、フラッシュバックのように、当時のことを思い出し、涙がでた。 当時仕事をしてとてもアンハッピーな自分と、かけ離れた過去の自分との再会だった。 すごくしあわせだった日々。


いつから、私は変わってしまったんだろう。 いつから、大切なものを忘れていたんだろうと、しばらく自分の生活の変化を実感していた。


変わらない友情を注いでくれる彼女に、癒され、励まされた。 家の隅々いる過去の自分に囲まれて過ごしたバンコクでの数日で、 私は再生した。 今の生活を変えたいと心からそのとき思った。


その1ヵ月後。 私は上海への留学を決めた。 あの時に、バンコクで過去の自分とベストフレンドに再会していなければ、現状を打破する勇気すらなかったと思う。


いつも天使のように私の人生の転機に現われ、進むべき道を明るく照らしてくれる。 私にとって彼女は、ベストフレンドでもあり、ソールメイト。 そんな彼女と多感な10代に出会えたことに、心から感謝。


そんな彼女と明日再会できる。 なんと二人のオリジンの中国、上海の地で。 今回はどんな再生ストーリーが待ち構えているか、楽しみ。

復旦大学へ通う交通手段として、毎日現地の上海人に揉まれて、通っているパンダです。


最初の頃は、乗ろうとすると横からズル込みをする人に弾き飛ばされて、バスに乗れないこともしばしば。 いったいこの国はどうなっているんだろう?と、ぼっ~としばらく、放心状態になったことも。


今では、現地の人に負けないくらいに、アメフト並みの横からの衝撃に強くなりました。 もちろん、理不尽なことをされたら、「ちょっとぉ~!!」と、中国語で睨み返しています。


あ~、段々ガサツになっていく私。 グローバル化したパンダじゃなくて、凶暴化したパンダになっているのが、現状です。 


そんなバス通学も慣れてきたこの頃、またびっくりすることが発生。


目的地である終点まで、あと3駅まできたころで、なんと運転手さんが、何も言わずに乗客と一緒に降りてしまったのです。 もちろんエンジンがかかったまま。 ドアも開けっ放し。


「お~い!!!、どこにいくんだぁ~。 授業に遅れるよう」と、思って、運転手さんの行き先を窓から覗いてみると・・・


なんと、木の側でおトイレをされているではないですか!!   


ひゃ~ぁ! あと3駅だから、もうちょっと我慢できないのかしらと、内心思ってしまったのですが、でも生理的欲求だから、まぁ~仕方ないですね。 ╮(╯_╰)╭


それにしても、一言ちゃんと乗客にすぐ戻ってきますと言って欲しかったと思うパンダでした。